人気ブログランキング | 話題のタグを見る

<科学技術振興機構>役員車全廃など実施 「仕分け」に先手(毎日新聞)

 23日始まる政府の「事業仕分け第2弾」を前に、仕分け対象となる予定の独立行政法人、科学技術振興機構(北沢宏一理事長)は、公用車全廃や事務経費25%減など、独法では異例の「自主仕分け」を行った。削減額は年間予算の約2%にあたる20億円以上で、同機構は「やれることは全部行い、後は(政府仕分けの)『天命』を待ちたい」と、先手を打って「仕分け人」の攻勢に備える。【山田大輔】

 同機構は、将来のノーベル賞級の研究者を発掘し育てるため、研究資金の重点配分が主な事業。10年度の総事業費は1112億円で、そのうち92%を国の予算に頼っている。

 まず役員や来賓用など最大7台あった公用車を今月1日付で全廃し、年間約4000万円削減した。北沢理事長自ら地下鉄など公共交通機関で移動。公用車で乗り付けるのとは一変し、省庁の入館手続きも「一般扱い」になったが、「公用車はある種のステータスシンボルだけに、あえて処分した」と話す。

 「職員宿舎」の東京都港区にあるマンション1室や「福利厚生施設」の長野県・車山高原にあるリゾートマンション2室も売却。茨城県つくば市にある外国人研究者用の宿泊施設も「事業に不可欠か検討し、売却したい」という。

 政府仕分けでは研究に直結しない事務経費削減も重要テーマ。このため、同機構は全国に最大50〜60カ所あった重点分野ごとの事務室を全廃し、配分する研究資金の7〜9%を占める事務経費の一律25%減も指示した。研究成果の報告会をホテルから大学内に変えたり、パンフレットの枚数減など、現場レベルで予算達成の知恵を絞っているという。

 一方、理科教育普及のボランティア派遣事業では、従来の無給を謝金制に改め、代わりに実験材料費の支給をやめた。謝金の中からやりくりすれば、納入業者の選定に厳しい規定を設けた国の経理システムでは難しい、手近な「100円ショップ」での物品調達も可能になり、結果的に安上がりになるとの判断だという。

【関連ニュース】
都市再生機構:事業仕分けに先手…技術者にしわ寄せ
経産省:「丸投げ」「中抜き」全廃へ…独自の事業仕分け
独立行政法人:17独法で海外出張に「支度料」支給
事業仕分け:因縁の対決 ノーベル化学賞・野依氏と
独立行政法人:17独法で海外出張に「支度料」支給

「自民党のエースが夜逃げ」 民主・山岡国対委員長、舛添氏離党に(産経新聞)
地球滅亡の運命からは逃れられない? 地球に向かってくる小惑星は爆破しても再び元に戻ってしまう
ネット選挙 民主、解禁へ着々 参院選対策 動画充実で攻勢(産経新聞)
高速無料化「距離」巡る答弁で衆院国交委紛糾(読売新聞)
<ネット選挙>参院選から解禁検討 民主が改正案提出へ(毎日新聞)
by izer4onau5 | 2010-04-24 12:05